吉原 よしわら

吉原 よしわら
 東京都台東区千束にある日本最大のソープランド街の通称名。JR山手線・京浜東北線の鶯谷(うぐいすだに)駅と、東武浅草線の浅草駅、JR常磐線の南千住(みなみせんじゅ)駅の、三角地帯のほぼ中心に位置する。どの駅からもクルマで10分程度かかる意外と不便な場所でありながら、150軒ものお店がひしめくその一帯から人影が絶えるのは、店が営業出来ない深夜から夜明け前だけだ。
 京都の島原を手本に江戸初期に作られた吉原遊郭は、当初は今の人形町周辺(通称:元吉原)にあったが、振袖火事として有名な明暦の大火(1657)で焼失し、幕府の都市計画により現在の場所(通称:新吉原)に移転した。その後も、吉原火事(1911)や関東大震災(1922)、太平洋戦争(1941~5)、売春防止法制定(1957)を経て、数々の「華々しさと陰」の歴史を綴りながら、今なお性欲に翻弄される男たちの「一時の安息の場」であり続けている。
 
 吉原の由来は、大昔「葭の原、だますきつねは芝居だけ、弁天様より見てる狸が多い」と歌われたほど、獣が多かったらしい。葭(よし)の湿地帯で「葭原」というさびしい場所であったと言われている。この名前を同音文字「吉」に置換えたのが、はじまりである。 

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